Q.労働災害(労災)に遭った後の流れを教えて! ―弁護士が解説

まずは治療を

 

まずは主治医の指示にしたがい、定期的に通院しましょう。
痛みやしびれ、めまいなどはきちんと主治医に伝えましょう。
症状がよくならなければ、画像検査や専門医の診察を受けましょう。

 

事故直後~労災申請まで

警察・保険会社への連絡

なお、業務中の事故や通勤途中の交通事故の場合には、警察や保険会社へも連絡する必要があります。
事故状況を把握をしておくことで、適正な補償を受けられる可能性が高まります。

 

労働災害保険の給付申請

事故に遭われてしまったら、労災保険の給付を受けるための手続きをします。
労働基準監督署へ給付申請をすることになりますが、会社側が申請をしてくれない場合には、労災に詳しい弁護士に一度ご相談することをおすすめいたします。

 

労災申請後の流れ

労基署から「今月末で治ゆ(症状固定)と判断しますので、翌月以降の治療費は労災保険から支払いできません。」と告げられることがあります。
「治ゆ」とは、簡単に言えば、一般的な治療を行った結果、治療・リハビリを続けても症状が良くも悪くもならないと判断されるときの状態です。

 

その後は後遺障害診断書を主治医に記載してもらいます。
自覚症状を正確に伝えましょう。メモで渡すとより正確に伝わります。

 

 


症状および検査結果についても、詳しく記載してもらって下さい。
後遺障害診断書が正しく作成されているか 判断するのは、とても難しいことです。

 

医師もほとんど労災保険の障害等級認定制度の内容を知りません。

 

きちんとした補償を受けるために後悔しないよう、事前に後遺障害に精通した弁護士に相談してください。
主治医が作成した後遺障害診断書を提出して労働基準監督署に障害給付申請をして後遺障害の補償を求めます。

 

後遺障害等級の等級認定

労働基準監督署から自身の症状の程度に応じて障害等級認定がされます。

 

認定された等級が妥当なのかは、労災保険の障害等級制度に精通している弁護士でなければわかりません。

 

ご自身だけで悩まず、一度、弁護士に相談してみて下さい。
弁護士が事情を精査してさらに上位の後遺障害等級の可能性があると判断した場合は、審査請求(不服申立)をしていきます。

会社の過失について調査・主張する

 

怪我の原因が会社の安全配慮義務違反にある場合、会社に損害賠償請求をします。
労災保険は治療費、休業損害、逸失利益のごく一部しか支払われません。
逸失利益の大部分、傷害慰謝料及び後遺障害慰謝料の全部は全く支払われません。

 

仙台駅前法律事務所にご依頼をしていただければ、会社の責任を厳しく追及しながら、あなたの受けた損害を正確に立証して、適正な補償の実現を目指します。

 

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